デザイナー・セカンドディレクター 石迫さんチョイス
血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった森宮優子は、わけあって料理上手な義理の父親、森宮さんと2人暮らし。今は卒業式に向けピアノを猛特訓中。将来のこと、恋のこと、友達のこと、うまくいかないことばかり…。
一方、梨花は、何度も夫を替えながら自由奔放に生きている魔性の女。泣き虫な娘のみぃたんに目いっぱい愛情を注いで暮らしているようだったが、ある日突然、愛娘を残して姿を消してしまった。
そして、優子の元に届いた一通の手紙をきっかけに、まったく別々の物語が引き寄せられるように交差していく。「優子ちゃん、実はさ…。」森宮さんもまた優子に隠していた秘密があった。父が隠していたことは? 梨花はなぜ消えたのか? 親たちがついた〈命をかけた嘘〉〈知ってはいけない秘密〉とは一体何なのか。
2つの家族がつながり、やがて紐解かれる《命をかけた嘘と秘密》。物語がクライマックスを迎え、タイトルの本当の意味を知ったとき、極上の驚きと最大の感動がとめどなく押し寄せる─。【公式サイト引用】
退職スタッフの感想
5人の親を持つ女性の不思議な人生
4
今回の映画鑑賞会はNeflixの配信にて視聴した「そしてバトンは渡された」という映画です!
この映画は、3人の父親と義母の母親を持つ女性が複雑な関係を通して人生を突き進んでいく成長物語です。
幼い頃に実父と別れ、梨花という新しい母親がやってきます。
この新しい母親が物語の中心になるんですが梨花は様々な男性を夫にして渡り歩いていきます。
この一見身勝手な振る舞いにみえるシーンに後半、また別の意味が見えてくる…という仕掛けになっています。
この映画の見どころは、やっぱり優子と父親たちの関係ですね。
実父・2番目の父・3番目の父、、それぞれに人間的な魅力が見えてきます!
それぞれの父親が渡したバトンをしっかり受け取り優子は自分の人生を歩んでいきます。最後に結婚式で3人の父親が揃うシーンは感動的でした。
家族愛や恋愛や夢という普遍的なテーマを登場人物たちの感情や成長と共に共感できる人も多いと思います。
ぜひ配信でチェックしてみてください!
退職スタッフの感想
こういう機会だからこそちゃんと見られてよかった名作だと思いました
4前半の展開は自分の苦手なリアルが詰まっている感じがして、普段一人で見ていたら見るのをやめていたと思います。
ですが後半、その全てが繋がっていくところ、そしてその先のストーリーがとても素晴らしく感じられました。
ネタバレにはなりますが、偶にある展開ではありますが後半2つの時系列が綺麗につながるところは、すごく気持ちよく腹落ちする感じがあってとてもよかったです。
感動とかよりも全体的なストーリーの流れや収まりの綺麗さがとても好きな作品でした。
デザイナー・アシスタントディレクター 石迫さんの感想
バトンを渡すという表現がいいですね…
5今回は私チョイスで「そして、バトンは渡された」を鑑賞しました。
元々原作小説を読んでおり、めちゃくちゃ面白く映画もずっと観たいな〜と思っていたのでちょうどいい機会でした!
読んだのも割と昔だったので内容も忘れており、新鮮な気持ちで観ることができました。
内容はもうとにかく感動でした!
たくさんの人をたらい回しにされて育った優子ちゃんですが、その全ての親がみんな愛情深く優しくすごくいい人でめちゃくちゃ泣けました…
特に優子ちゃんの育ての母親 梨花さんは、序盤は自由奔放で酷い母親かと思いきや全てそれは優子ちゃんのためだったという回収は心にきましたね…
お金持ちの父親 泉ヶ原さんについては、梨花さんが家を出て行く時こんなフツーでいられる?と思いましたが、それも全て病気のことなど分かった上だと考えるとめちゃくちゃ優しすぎるな…と思いました。
私も嫌なことや悲しいことがあっても人に悟られないよう笑って明るく振る舞えるようになりたいなと思いました。
あと石原さとみさんの演技がうますぎでした!
優子ちゃんのことを愛おしい目で見る表情がすごく良かったです。
タイトルの「そして、バトンは渡された」の意味が分かった時はなるほど…となりました。
来月も楽しみです!
ディレクター 瀬戸口さんの感想
面白かった!
俺も小学生のとき親が転勤するって聞いて泣きじゃくったな〜
4映像もよかった。色味とかぼかしの表現がなんかおしゃれな一眼でとった風景をずっと見せられてるみたいで心地いい。
感動もした!・・・けど、俺がひねくれてるのかなー、ちょっとこれで泣いたら負け感があって泣けなかった。
ってのが色々伏線改修されて確かにいろんなドラマがあるんだけど、結局大人の都合に振り回されたみーちゃんめっちゃ可愛そうだし、後で美談語られても・・・特に実の父親とリカさんは結構ひどい汗
ただ、暴力とかそういったネガティブ表現はなく、全体的にテンポよく進んでいくので破天荒な大人とそれにまつわる人たちのエンターテイメントドラマと思って素直に楽しめばとても良い作品だと思った。
卒業式に実は・・・みたいな下りはちょっと無理があるような、、もう少し隠れて見らんかい、気づかれるだろ笑
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